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創立者上田安子は、日本のファッション創成期に単身渡仏しクリスチャン・ディオールに師事。日本で初めて本場のオートクチュール技術を紹介し、服飾界の発展に大きく貢献しました。上田安子のファッションに対する想いと情熱を今に受け継ぐ当校は、パリ・コレクションへの学生作品出展、海外での市場研究や技術研修、産学連携プロジェクト、インターンシップにより、創造性と技術力でグローバルに活躍できる人材を育成しています。
BRANDかぶく
THEMEパリを渡り歩く日本の八百万の神

豊田 勇雅
金崎 菜穂
(ファッションクリエイター学科)
誰もが、世界を旅行するこの時代。世界の文化が集う国「フランス・パリ」に旅をしにきた日本の八百万の神様をテーマに違和感と面白さの服を作りました。日本の伝統織物・金襴生地にフランス伝統柄・トワル・ド・ジュイをフロッキープリントで印刷し、神様の乗り物である御神輿と神主の正服を服のシルエットにし、トワル・ド・ジュイの生まれた時代の18 世紀ロココの時代のコルセットやクリノリンを取り入れることで違和感と面白さを表現しました。
BRAND四月一日(わたぬき)
THEMEダミージジーンズ

植村 祥乃
(トップクリエイター学科)
だまし絵をテーマに、袖に見えて袖じゃない。くぼんでいるように見えてくぼんでない。偽物〈ダミー〉だらけの服をつくりました。レーザー加工で濃淡を出すことにより、有名なだまし絵であるルビンの壺もまるで立体であるかのように表現しました。
BRANDTOYOOKA ODAYAKA
THEME流れ
BRAND砂糖電機
THEMEおかしなかお ~FAKE FACE~

齋藤 真菜
亀井 雅弘
岡本 愛
(ファッションクリエイター学科)
果物や野菜を用いて肖像画を描いたことで有名な『ジュゼッペ・アルチンボルド』。私達は、彼のその騙し絵とも見て取れる珍妙な肖像画からインスピレーションを受け、現代のお菓子を、お菓子のパッケージをプリントしたオーガンジーで形成し、身近な人物の顔をモチーフにした『肖像服』を制作します。現存するお菓子のパッケージをバラバラに切り刻みスキャンし、画像編集でオリジナルのテキスタイルを作成、オーガンジーにデジタルプリント加工します。そして、無地のオーガンジーと組み合わせながらタックやギャザー、スモッキング等の縫製技術で立体感を出し、それぞれのお菓子の形を形成、顔の形になるよう縫製。そこへさらに部分刺繍やビーズなどの手作業による二次加工を施し、細かなディテールを表現します。オーガンジーで作り上げることにより軽く、また、透け感により縫製や立体感の作り出し方をあえて見せる面白さがポイントです。
BRAND「Illusion」「イリュージョン」
THEME「平面なのに立体」

菅原 忠雄
田中 泰光
三田 しゅう
(トップクリエイター学科)
人間の身体は丸みを帯びている。その丸みを様々な視点から見て平面に起こしその中に、トロンプルイユを取り入れる事で平面なのに立体という異次元空間を服で表現しました。また「伝える」という情熱を赤で立体の影を黒で表現しました。